被災地でも活躍、ロケットストーブ

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ありあわせの部材でとても効率よく燃焼する即席ストーブを簡単に作ることができる。
小さいものは空き缶やミルク粉缶で、即席で一斗缶やペール缶やドラム缶で、本格的に鉄板溶接やレンガと漆喰で。
なかには道路側溝に使われるU字溝コンクリートを組み合わせて作った方もいます。
先日の東日本大震災においても構造を知っている方が作ったロケットストーブが現地で活躍したそうですよ。
我が家でもありあわせのもので安価に自作し、従来のダルマ型薪ストーブに替わって屋内稼動中です!。

参考:別編<ペール缶のロケットストーブで東北を応援しよう!>

参考:ロケットストーブを作ったよ・ちはるの森

参考:ロケットストーブ(Google画像、参考用設計図多数あり)

参考:5分で分かるロケットストーブの原理 <ROCKET STOVE>(TOP画像はここから借用、かなり詳しいです必読)

詳しくはロケットストーブ・ロケットマスヒーター・ヒートライザー・ドラフト効果、ついでに煙突火災といったキーワードでネットを検索してみてください。

燃料は薪・建築木製廃材・被災地では可燃木製瓦礫や流木などが可能です。
一旦火がつくとヒートライザのドラフト効果で勢い良く自然吸気し効率よくほぼ完全燃焼します。
ヒートライザーは最低60cm-1.0m必要です。
ヒートライザーと燃料投入口まではあまり長くしないほうが良いです。

特徴としては

薪の量が従来の数分の1で済む。
ほぼ完全燃焼するため排煙のにおいが少ない。
構造が簡単で被災地でも即席で作ることが可能。
石油系燃料などに依存しない。
着火して過熱したら若干の生木も燃焼可能。
改造してダッチオーブン化や調理も可能。
灰の量が少ない。
従来型薪ストーブと比較して煤の量が少なくなる(設計・構造により差がでる)。

欠点としては

薪をさらに細目に割る必要がある。
火力の調整が難しい
燃焼時、吸気音がコー、またはゴーっと若干うるさい(ロケットストーブの名の由来)。
薪補充の必要の関係で就寝時の連続燃焼は難しい(この点では従来型薪ストーブに劣る)。
ヒートライザー部などは極めて高温になるので劣化が早く・こまめに交換する必要あり。
薪が主な燃料なのでその意味では自然に優しくない。

屋内用として使用する場合の注意点として

大量に吸気するので換気が必要(最近流行の密閉型高気密住宅では向かないかもしれない)。
稀に吸気口(燃料投入口)から逆流して火炎が出たり、火の粉が舞い上がるのでその改善・対策・監視の必要有(自己責任)
煙突の掃除と詰まりの確認は従来どおり必要。
ペール缶材料などの即席ロケットストーブは早期劣化するので利用不可。
屋内使用している方の多くは鉄板を溶接して缶体を自作したり、レンガと漆喰で作ったりと相応にしっかりしたものを自作しています。

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なお私の自宅のものは、以前退職された方が引越しの為親が譲ってもらったコークスストーブを改造した、鋳鉄製の頑丈なものです。
次は煙突をストーブのまわり一周横走りさせて、輻射暖房効率をさらにあげる予定。
(下部の青い皿は高温輻射熱による加熱火災防止用に水を張っています。)

煙突火災について

私の自宅ではダルマ型薪ストーブを以前使用していて、その部材の多くを流用したのですが、ロケットストーブに切り替えた際に、煙突をはずしてみたところ煤が不完全燃焼のためタールなどと固まり(それに引火する)、煙突内部の約三分の1が詰まりかけていました。
火付きが悪くやけに逆流するとは思っていたのですが、あぶなく煙突火災となるところでした。
皆様もこまめに煙突掃除をし、煙突火災には注意してくださいね。

ちなみにステンレスの煙筒などが入手困難な発展途上国などの場合、粘土で筒を焼いて代用し外殻は瓶にしてそれを土中に埋める形にすればよいのではないだろうかと地元の知り合いのDIY師匠に尋ねてみました(もちろん師匠宅もロケットストーブ稼動中)。
するとなんとです!。
釧路市に北斗遺跡という縄文時代の遺跡があり隣接して郷土博物舘があるのですが、その展示品にどうみてもロケットストーブの原理を応用していたとしか思えない遺構があるそうです。
なんと縄文時代すでに先人はロケットストーブの構造(ノブヒェン窯に近いかも)を活用していた!先人の知恵に感服です。

このロケットストーブの構造と原理を知っている人がいれば万が一の災害時、即席で暖をとったり調理にと口コミで広めてみんなで活用できます。
また、薪を主燃料としている発展途上国においても有効かもしれません(薪の量も減りますし)。
なお 高価で高効率な薪ストーブシステムをすでに運用している方はロケットストーブに転換するメリットはあまり無いと思います。

※ 参考:別編<ペール缶のロケットストーブで東北を応援しよう!>

この記事読んでて、自分何やってんだろう?、って思った方いらっしゃいますよね。その魂の氣づきが大切です。あなたの魂が本当に正しいと思うこと、やらなければと思ったこと、それを素直に実行してください。
最新テクノロジーが必ずしもすべての場、すべてのケースにおいて勝っている・必要とされている・最適であるということはないということです。

※ 煙突のステンレスを切る際や扱う際、厚手の手袋をして作業してください。スパっと切れて怪我をするので危険です。
また通常の薪ストーブより温度が高くなりますので、鉄工溶接用の耐熱グローブなど用意されたほうがいいと思います。
子供さんなどがいる家庭ではガードを設置してヤケドに注意してください。

※ 燃料投入口が解放されている関係、火の粉が飛んだりして延焼する可能性があります。十分ご注意ください。

※ 換気の悪い室内や高断熱で密閉性の高い室内では大量の吸気が発生する関係、酸欠等が発生する可能性があります。十分ご注意ください。

※ ステンレスが赤熱するほどの高温となる関係、通常の薪ストーブなどと比較して部材が劣化する速度が速くなります。
変形や劣化により穴等が発生し火災の恐れがあります。十分ご注意ください。

※ お子様やペット等のいるご家庭では、ヤケド等の恐れがありますので十分ご注意ください。

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